月: 2022年8月

軽井沢

昨日、日帰りで軽井沢に行ってきたので記録。

新幹線に乗って10時過ぎぐらいに到着。駅前でレンタルサイクルを借りて旧軽井沢方面へ。

「ベーカリー沢村」という有名なお店があって、そこでブランチの予定だったのだけれど、丁度モーニングとランチの合間のタイミングでレストランとして営業していなかったので、パンを買って食べた。

この蛇みたいなパンが、ショコラ大納言という名前のとおり、小豆とチョコが詰まっててめっちゃ美味しかった。

その後、午前中いっぱい旧軽井沢を散策。いかにも軽井沢、というイメージの商店街。人力車も走っていた。

最近オープンしたスヌーピーショップがあって、とても可愛かった。スヌーピー好きな妻に影響されて、最近は自分もちょっとお気に入りになりつつある。

商店街からちょっと離れて、別荘街をサイクリングしたりもした。こういう感じの雰囲気の通りがずっと続いていて、サイクリングするのがめちゃくちゃ気持ちいい。

午後は、駅に戻って自転車を返却し、バスでセゾン現代美術館へ移動。「地つづきの輪郭」という企画展が開催中だった。

この美術館は入り口から館内までの道の雰囲気がすごく良い。ただ、このあたりから天気が怪しくなってくる。

企画展は、高嶋英男さんの作品に目を惹かれた。壺を使った、異形の人のような作品。(撮影許可されてました)

不気味なんだけど可愛らしい感じがあって、見ていて引き込まれてしまった。ポストカードを買った。

展示を見ているうちについに土砂降りの雨が降って、とても外にでられなかったので、美術館の併設カフェで雨宿りをする。妻と作品について話していて、妻が「作品を観て〇〇に似ているという感想になっちゃうのは恥ずかしい」というよう旨のことを言っていて、何かを鑑賞して上手く言葉にできなかったときに、無理に自分が知っている言葉の中で何か言うとその(おそらく自分の本当に受け取った印象からズレているだろう)言葉によって印象が決まってしまうことを思うと、〇〇に似た印象を受けた、というほうがよっぽど誠実なんじゃないか、というようなことを話した。

雨が止んだあと、最寄りのバス停のバスを目の前で逃してしまったので、少し山を下ってバスの本数が多いハルニレテラス付近へ行き、バスが来るまで少し散策。遊歩道から見える川が良かった。

その後は駅に戻り、軽井沢プリンスショッピングプラザ(軽井沢駅前のものすごく広いショッピングプラザ)でお土産を買い、夕食を食べて帰途へ。

20時半頃に戻ってきて新幹線から降りたら夏の熱気で、軽井沢がいかに涼しかったかを実感し、早速恋しくなってしまった。

結構強行軍だったので、今度はもう少しゆっくり行きたいですね。

アイドルコネクト2022 読んだ

 先月リリースされた、アイドルコネクトのノベルアプリの、全てのシナリオを読んだ。

 先月中には読み終わっていたんだけれど、どうもまとまらなくて、感想を書きあぐねていたら8月も中旬になっていた。

 ある種の同人的な、と言えば良いのか、作り手がやりたいことをやろうとしているな、という肌感覚みたいなものは、やっぱり作品を読むとわかって、アイコネはリリース当時にそういう作品だという印象を受けた。その手つきが好ましいと思ったから、それが失われてしまうのが嫌だった、ということは、CF発表当時にnoteに書いた。

 このnoteを書いた後、CFが始まってすぐに目標金額が達成され、夢を見ているのでは無いかと思ったことを覚えている。もう少し、世の中を信じても良いのかも知れないとそのときは本気で思ったりしていた。そうやってCFが達成されたこと、そして実際にリリースされたこと、本当に奇跡のようなものだなと思う。まず、間違いなく、ビジネス的な判断で続けられるようなものではなかっただろうから。

 ユニットシナリオは、メモリア→ガネパ→ナチュライクの順番で読んだ。読み方としては正解だったと思う。個別の詳細な感想は省くけれど、メモリア、ガネパのシナリオが、アイドルというものに対してかなり明確に、物語的な意味付けを行っている(アイドル活動という状況の中に常に彼女たちが居ると言いなおしても良いかもしれない)一方で、ナチュライクはそういったものから少し距離を取った、言ってしまえば、「なんでアイドルするんだっけ?」ということに対する問いに、メンバーがそれぞれの事情をもとに向き合うというシナリオに読める。
 そもそも「アイドル」というもの自体、なんとなくふわっとしている(ミユのように!)もので、だからこそ、キャラクター各々の物語の受け皿になり得ると思っているんだけれど、そういうふわっとしたものをふわっとしたままで、その上で、こういうことを言ってくれる作品だから、自分は好きになったんだよな、と思えて、6年越しに答えを貰ったような気持ちになれた。

 完成させてくれて、本当に、ありがとうございました。