横浜

知人に即売会の売り子に誘ってもらったので、横浜に行ってきた。

会場のすぐ近くが山下公園で、当日はよく晴れていて少し寄っただけでも海の景観を堪能できてすごく良かった。特に横浜は晴れていると嬉しい街だ。即売会がおよそ2年半ぶりの開催だったのだけれど、そもそも気軽にちょっと遠出すること自体が久しぶりだった。

即売会の雰囲気は、思っていた以上に良い意味で緩くなっていて、戻ってきてるんだな、と実感できた。何より、そのことに対してあまり違和感や、恐怖心を覚えなくなった自分に対して。前日に開催されていたMU2022を配信で観られたのも、その実感を補強していたと思う。帰りに寄った中華街も、想像以上に活気に溢れていた。おそらく、気づいたらいつのまにかそうなってしまっていたように、いつの間にかそうじゃなくなっていくんじゃないか。

今回の即売会で、久しぶりに人に会えて話すことができたのは嬉しかったし、一方で、やはりまだ会えていない人もいて、そもそも2年半はただでさえ、様々なことが変わってしまうには十分すぎるほどの時間ではあるけれど、それでも、まあ、なんとかなるんじゃないか、意外と諦めなくても良いんじゃないかなと思えている。きっとまた、会えますよ。

環境構築

ようやく家の環境が整ってきたので、導入したものについて記録。

共働きなので、極力家事にかける時間を減らしたい、ということで、自動化・省力化を目標とした。

ドラム式洗濯機(修理)

    • 一人暮らしの時に買ったものが引き続き活躍中。ただ、引っ越し直前から徐々に調子が悪くなり、引っ越しのタイミングでは脱水が完全にできない状態になってしまっていたので、メーカー修理が必要だった。
    • 引っ越しの際の設置業者に、排水の関係で脚上げをした方が良い、と言われて、そのときは説明に納得してお願いしてしまったのだけれど、修理の引き取りのためにメーカーを呼んだら、どうやっても足場が不安定になるのでやらない方が良いですよ、とアドバイスを受けた。問題の排水もポンプの位置を変えれば解決できる、とのことだったので、修理のタイミングで取り外して貰った。やはりああいうタイミングでの営業は断った方が良いですね。
    • 修理に来て貰わなければリスクのある状態で使い続けていたわけで、そう言う意味では修理に出せて良かったと思う。

 

オーブンレンジ

    • 単に安いから、という理由で7年前ぐらいに買ったTWINBIRDの電子レンジからこちらのオーブンレンジに買い換え。解凍がちゃんとできる(前のレンジは経年劣化もあってかムラがあった)し、オーブンで焼くこともできる。
    • 上位機種ではスチーム機能というものが付いているのだけれど、使えたとしても手入れが大変という理由で手頃なモデルに。

 

シルフィー

    •  言わずと知れたオフィスチェアの定番。
    • お互いにソファーのあるリビングよりも、オフィスチェアとデスクがある書斎が欲しい、というタイプだったので。新品2つはちょっと手が出なかったので中古で購入。
    • シルフィー購入と共に、もともと使っていた机を二人で使えるような形で設営。
    • お互いにプライベートは確保したいからディスプレイを向かい合わせに設置して、共通の調べものをするときは画面共有で話をしている。(職場か?)

 

SwitchBot

    • Alexa連動でのスイッチオンオフを実現したい、ということで購入。以前こういうことがあったときにEcho Dotを勢いで買ったものの、案の定ほぼ使わなくなっていたのだけれど、設定後毎日話しかけている。
    • SwitchBotは家電のリモコンを登録し、Wifi経由でコントロールできるようにするもの。導入前に、シーリングライトをAlexa連動機能が付いたものを選んで購入してしまったのだけれど、リモコン式なら、SwitchBotだけあればどのメーカーのものでも同じことが実現できる。
    • 「おやすみ」で電気とエアコンが消えて、「おはよう」で電気が点く。使ってみる前はわからなかったけれど、実際運用してみると、もう戻れないな、と思うぐらいには楽。

 

ルンバ

    • 買ったのはi3という機種。学習機能等がリッチになった上位機種もあるけれど、機能的にはこれで必要十分。
    • 結局「ルンバくん」と呼んでいる。毎日ちゃんと働いてくれてえらい。
    • 床に物を置かないように日々片付けをしないといけないし、ポエングの脚に乗り上げるので嵩を上げたりしたり、玄関に落ちないようにバーチャルウォールを買ったりしたりしたけれど、それでもちゃんと働いてくれると嬉しい。
    • ちなみにAlexaは逆で、話しかけて上手く動いてくれないと不満に思ってしまう。このあたりに何か本質的なものがあるような気がしてならない。

 

食洗機

    • PanasonicのNP-TA4という機種。店頭で見たとき以上に大きくて威圧感がある。
    • ドラム式洗濯乾燥機、ルンバとこれで家事の自動化のベースが整った。
    • 設置までが結構大変で、まず自力で設置は厳しいので、設置業者の人に家に来てもらって現調、設置場所の確認をしてもらって、見積もりを取得。
    • また、蛇口に分岐水栓を付けなければならないのだけれど、あまり規格化されていないため、量販店では買えず、自分の家の蛇口にあったものを調べて通販で購入する必要がある。今の部屋の蛇口があまり一般的ではないものだったようで、これが結構高額だった(2万円ぐらいした) 。おそらく今後引っ越し先では使えないことを考えると、余計に出費としては痛い。ただ、それだけのことをする価値はあった。
    •  自動で洗ってくれるだけでも本当に楽なのだけれど、それ以上に手洗いよりも綺麗になることに驚いた。
    • 転倒が怖いので、ちゃんと耐震補強をするつもり。調べてみるとガムロックが良さそうなので近日中に設置する予定。

短期間の立ち上げだったので結構大変だったけれど、揃えていくのはちょっとしたプロジェクト感もあって楽しかった。これからはもう少し生活以外の活動の時間を増やせたら、と思う。

生活

気づけばもう桜が咲いていた。

2ヶ月ぶりに美容室へ行って髪を切った。これまで通っていた頻度が1ヶ月~1ヶ月半に一度ぐらいだったから、そこまで間が空いたわけではないのだけれど、やはり、ずいぶん久しぶりだと感じてしまった。

一緒に住む人ができて、住む場所が変わって、その場所で生活を始めて、1ヶ月ほど経って、実感したのは、これまでいかに生活に対して当事者でいることを回避していたかということで、今はとても忙しいし、充実している。

最近、会社から帰るときに、父親のことを待っていた、子どもの頃の自分がふと思い出されて、それは父親のことに自分を重ねている、という単純なことだけではたぶんなくて、自分の家に帰るということそのものに対して、意味づけが生まれたということなんだと思う。生活の当事者になるということは、そういった意味を引き受けるということでもあるのかもしれない。

ご報告

この度、とても素敵な方とご縁があり、結婚しました。

今後ともよろしくお願いします。

新年

 あけましておめでとうございます。

 昨年11月~12月にかけてとにかく多忙で、あっという間に年が明けてしまった。新年の準備をする余裕さえなく、今日ようやく餅や雑煮用の食材などを調達することができて、少し落ち着いた。蒲鉾や伊達巻きが半額になっていたのは素直に得をしたな、と思う。残り物にはなんとやら。

 去年に比べれば世間的にも明るい雰囲気の新年だと思う。まだどう転ぶかわからないけれど、どう転んだところで、やっていくしかないのだということを、この2年間でみんな実感してるんじゃないだろうか。全体が良くなることはもうたぶん期待できないけれど、自分の周辺ぐらいは良くしていこうと思っていたほうがきっといい。

 スーパーで貰った干支の置物。思いもよらずかわいくて嬉しい。

 先月中に、ワクチンの2回目の接種を終えることができて、休日に人と話すことも増えた。ようやく、そういう風に気持ちを向けることができた。人と話して、意外と自分は社会的な人間だったらしい、と気づく。日々の暗さや閉塞感に、自分の気持ちがここまで引っ張られてしまうとは思っていなかった。
 1年前に発表された曲の、「どこかに出かけて 誰かに会うのは 生きていく以上 当たり前のことだ」という歌詞をまた思い出す。良い音楽を知っている人に恵まれていたのは僥倖だった。
 
 仕事帰り、駅のホームを降りると、駅前の繁華街に、21時でも光がある。引っ越してからもう1年以上経ったが、そういう街の姿を見たのは初めてだった。
 それまで街の光のかわりにあったのは工事車両だった。舗装工事を終えて、白く綺麗になった道に光が反射し、ほんの数週間前から比べるとまるで違った街に見える。そして繁華街を抜けた先には、来春オープンの大型商業施設のビルが聳え立っている。
 それは、間違いなく気持ちを明るくしてくれる光景なのだけれど、元に戻るのではなく、新しく上書きされていくのだな、という気付きにもなった。きっと、光を取り戻せなかった場所もたくさんあるはずだ。

 自分自身の中にも、この約2年間によって分断されてしまったものがあって、そういったものの中には、もう戻ってこないものもあるのだろうという予感がある。逆に、やっぱり切り離せそうに無いものもわかってきたような気がする。そろそろ、もう一度選び直しても良い頃合いだろう。

休暇

 お盆に出勤していた振替で、遅めの夏休みをとっている。年末年始に帰れそうにないのと、実家の家族のワクチン接種が2回完了したため、帰省することにした。ちょうど彼岸の時期だったこともあって、ずっとできていなかった墓参りも済ませた。天気が晴れていて良かった。彼岸の時期に晴れているのは珍しいと母が言っていた。

 近所に新しい家が増え、祖父の代まで畑だった土地にも新築の家が建った。ここ数年で新陳代謝が進んできているように思う。そういう意味で、まだまだ生きている街なんだろう。

 母が十五夜を律儀に準備していて、薄を用意したり、月見団子を買ってきたりしていた。子供の頃は全然そう思わなかったけれど、こういうことができること自体、実はかなり得難いことなんだということが、最近になってようやくわかってきた。月が綺麗だった。一緒に見ていた母親が、「月の光でコロナが飛んでいっちゃえば良いのに」と言っていて、あまりにも屈託が無くて、笑ってしまいそうになった。

 父の日に贈ったジョニーウォーカーの18年がまだ残っていて、父親と二人で飲みながら話す。前回の帰省の時に、わざわざ買ってくれたアクリルのパーテーション越し。体調が良くないから常飲は止められていて、帰省のタイミングが飲む理由になっているらしい。それだけでも帰ってきて良かったのかなと思う。

 明日には戻る。戻るときはいつも解放感と気まずさがあって、その感覚を確かめに帰省しているのかもしれない。

ブクガ

先週、Maison book girl、ブクガのラストライブを収録したBDが届いた。

届いたら満足してしまったのもあって少し間が空いてしまったのだけれど、今日ようやく、その中に収録されているドキュメンタリーを観ることができた。

ブクガがラストライブを行い、ホームページが削除されたのが5月末で、それ以降、Twitterでの更新を停止してしまったメンバーが、今週、このBDの宣伝のために一斉にツイートしてくれたのを見たときはさすがに少し泣きそうになった。こんな終わり方をするものだからどうしたって心配になってしまう。まあ、そういうところが好きだったんだけれど。

ドキュメンタリーには2020年1月の「SolitudeHotel ∞F」公演終了から、ラストライブまでの様子が収められていた。スタジオでの収録や、ダンスレッスン、リハーサル。ブクガのライブは、徹底的に作り込まれた世界観の中で、非現実感を味わうことが醍醐味であるのだけれど、ドキュメンタリーに収録されているそれらは当たり前に現実で、色々な人たちが関わっていて、自分が見てきたあの非現実的なステージが、こういう現実的な「仕事」の上で成り立っているものということに途方も無さを感じてしまった。

ドキュメンタリーに対して、どこかで、終わることに対しての事情説明(とそこにあるであろうドラマ)を求めていたことは否めなくて、しかしそういうものは一切無かった。ただ音楽やライブに向けて純粋に向かっていく彼女たちの姿があった。
後半、ラストライブの一日前、会場入りする車に乗ったメンバー達にカメラが向けられ、そこでは、道ばたで見かけたファミレスを切っ掛けに、6年前に泊まりがけで地方に行ったときの思い出が、「あんなこともあったね」と、ごく自然に話されていて、そのなんともなさが印象的だった。

ドキュメンタリーの最後には、各メンバーからのボイスメッセージがあって、そこでようやく、終わったんだなと実感することができた。和田輪さんが「ブクガ、良いグループだよね」と言ってくれたのは嬉しかったな。

結局、解散の理由は明かされないままだった。予定されていたのかもしれないし、やはりコロナの影響があったのかもしれない。ただ、解散に対して、メンバー達からのメッセージは前向きなものだったし、それは本心のものだと信じたいし、それならば、こちらとしては、これまでにちゃんと感謝して、ちゃんと寂しくなれればいい。

夏が終わる。

 

中庸

中庸を取る、みたいなことが難しくなったな、と思う。

自分の行動基準は自分で決めるしかない、という大前提の上で、それでもバランス良くありたいなと思っているところがあった。でも、そもそもその「バランス良く」なんてものはやっぱり存在していなくて、自分自身という偏りがあるだけだということが、かなりはっきりと実感できてしまって、こういうどこかで読んだことがあるようなことが、全然わかっていなかったんだなということに茫然とする。

それでも自分と近い考えの人がいると安心するし、そうでない人のことはちょっとこわく思ったりするのだけれど、自分の中でそういう感情があることを否定しないでおいて、その感情を基準にその人個人を判断することをできるだけ避ける、みたいなことが必要なんだろうか。自分が「するべきでない」と思うことはあくまでも自分に対してのもので他者に当てはめる「べきでない」。「べきでない」がループしてゲシュタルト崩壊しそう。

こういうことを考えているせいなのかどうかわからないけれど、最近とにかく集中ができない。昨日はTV版エヴァの最終回の放送があって、十数年ぶりに観た。Take care of yourself.よっぽど今の方が言っていることがわかるような気がした。

はじめました。

個人サイトを作ってみました。

やっぱり一度作ってみたかった。若い頃にやり損ねていたことのひとつ。まあ、そんなに置いておくものもないのだけれど……。

これまでnoteで書いていた日記については今後はこちらで更新します。