気づけばもう桜が咲いていた。
2ヶ月ぶりに美容室へ行って髪を切った。これまで通っていた頻度が1ヶ月~1ヶ月半に一度ぐらいだったから、そこまで間が空いたわけではないのだけれど、やはり、ずいぶん久しぶりだと感じてしまった。
一緒に住む人ができて、住む場所が変わって、その場所で生活を始めて、1ヶ月ほど経って、実感したのは、これまでいかに生活に対して当事者でいることを回避していたかということで、今はとても忙しいし、充実している。
最近、会社から帰るときに、父親のことを待っていた、子どもの頃の自分がふと思い出されて、それは父親のことに自分を重ねている、という単純なことだけではたぶんなくて、自分の家に帰るということそのものに対して、意味づけが生まれたということなんだと思う。生活の当事者になるということは、そういった意味を引き受けるということでもあるのかもしれない。