中庸

中庸を取る、みたいなことが難しくなったな、と思う。

自分の行動基準は自分で決めるしかない、という大前提の上で、それでもバランス良くありたいなと思っているところがあった。でも、そもそもその「バランス良く」なんてものはやっぱり存在していなくて、自分自身という偏りがあるだけだということが、かなりはっきりと実感できてしまって、こういうどこかで読んだことがあるようなことが、全然わかっていなかったんだなということに茫然とする。

それでも自分と近い考えの人がいると安心するし、そうでない人のことはちょっとこわく思ったりするのだけれど、自分の中でそういう感情があることを否定しないでおいて、その感情を基準にその人個人を判断することをできるだけ避ける、みたいなことが必要なんだろうか。自分が「するべきでない」と思うことはあくまでも自分に対してのもので他者に当てはめる「べきでない」。「べきでない」がループしてゲシュタルト崩壊しそう。

こういうことを考えているせいなのかどうかわからないけれど、最近とにかく集中ができない。昨日はTV版エヴァの最終回の放送があって、十数年ぶりに観た。Take care of yourself.よっぽど今の方が言っていることがわかるような気がした。